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背景

Blenderでキャラクターにウェイトを載せる時、そのままの「自動のウェイトで」では満足した結果が得られることは難しいですよね。 そこで、自動ウェイトをコントロールするための補助ボーンを配置するというテクニックがウワンさんのチュートリアルで紹介されていました。

これはかなりイカしたテクニックで、さまざまなシーンにも応用できるいいテクニックなのですが、唯一補助ボーンの撤去がめんどくさいという問題点があります。

補助ボーンを撤去するためには、まずその補助ボーンが持っているウェイトを親のボーンに移動してあげる必要があります。 そのために、「データ転送モディファイア」を用いて以下のような設定をしてあげる必要があります。

でも、補助ボーンは非常にたくさん作ることになるので、モデルを調整して書き出すたびにこれをやるのはめちゃめちゃ大変です。 そこで、自動でボーンのウェイトをいい感じに本物のボーンに移動し、補助ボーンを削除するプラグインを作成しました。

ダウンロードはこちらから

https://gist.github.com/totegamma/b72c0f6b6af56d13e225f843a842d663

使い方

プラグインをインストールすると、toolsメニューに項目が現れます。

オブジェクオモードでアーマチュアを選択して、ボタンを押すと補助ボーンが撤去されます。

対象補助ボーンの設定方法

このプラグインは、そのボーンが補助ボーンであるかそうじゃないかを、名前で判定しています。

そして、どう言う名前が補助ボーンなのかの設定が、プラグインのfilterの部分です。

これは正規表現になっていて、デフォルトだとblenderでボーンを延長した際につけられる名前hogehoge.001のような、「.数字」となっている名前が指定されています。

なので補助じゃない、本ちゃんのボーンは名前を変更して撤去されないようにするか、逆にたとえば全ての補助ボーンは名前が「dummy」で始まるようにして、設定項目を^dummy.*にしてあげるなどすると良いです。